2013年12月26日

本日は朝からコンテンツの絵を担当して下さる絵本作家さん、グラフィックを担当して下さるデザイナーさんとの打ち合わせでした。
来年1月上旬に企画書を提出しなければならないので、もう一息がんばります☆ 

また、来年2月にオランダの様々な教育を学びにいくLearning Journeyの内容と参加者が正式に決まりました☆
現在クマヒラセキュリティ財団で展開を進めているピースフルスクールプログラム(オランダではPeaceable School)採用小学校をはじめ、ピースフルスクールコミュニティ、コラボレーションスクール、スティーブジョブズスクールの見学が現時点で決まっております。
現地で教育を実行されている方々(プログラム開発者、先生、子ども達、保護者など)の話を伺える良い機会なので、何か気になることのある方は質問事項を事前に教えて頂ければ、現地で確認してまいります^^
私個人としても、自分のMissionWorkに非常に強い関係のある教育なので、現地で最大限学べるよう、事前にリサーチを進めたいと思います。

以下、訪問予定先の簡易情報です。 ————————————————————————————————————–

♡ピースフルスクール(ピースフルスクールプログラム採用小学校)
ピースフルスクールプログラムとは、学校風土や教室の雰囲気を改善することを目標としたシチズンシップ教育プログラムです。オランダ全土の約600校で採用されており、すでに10年間の実績を持っています。
もともと、ユトレヒト市の資金を受け、ユトレヒト大学の発達教育学の専門家ミシャ・デ・ウィンター教授の指導と並行研究のもと、いじめや生徒の問題行動を国全体で解決するために、開発されたプログラムで、学校をひとつのコミュニティと捉え、先生と子ども達が一緒に考え行動する民主的な共同体を実現することを願って開発されています。 子ども達が社会に出るために必要な力を身につけ、世界の平和を担う人を育てることを目指しています。
今回の訪問では、プログラムを開発したエデュニク社の開発責任者レオ・パウ氏のガイドのもと、ピースフルスクール2校を訪れ、授業風景を視察、その後、日本での具体的な展開方法、指導者の育成などについて懇談する予定です。

♡ピースフルスクールコミュニティ
 近年、ピースフルスクールプログラム採用校での子どもや教師の変化が家庭や地域社会にも良い影響を与え、ピースフルスクール文化が地域社会にも広がり、子どもから大人まで様々な人たちが学ぶピースフルコミュニティが生まれています。
今回、実際にユトレヒト市のピースフルスクールコミュニティを訪問し、コンサルタントや関係者から話を伺い、懇談する予定です。

♡コラボレーションスクール(共同学習実践校)
オランダの学校では、数人の生徒で共同学習(グループワーク)をしたり、クラス全体で話し合いをしたり、学校内でグループを作って学ぶ場などが積極的に設けられています。子ども達は、共同学習を通してお互いに意見を交換し合いながら、関係性の築き方や役割分担の仕方を学びます。 今回は、共同学習を中心に教育をデザインしている学校を訪問し、共同学習の意義、日本への導入方法を考えます。

♡スティーブジョブズスクール
初等教育の自由度が高いオランダで、20139月に7校が開校したスティーブジョブズスクール。アップル社の共同創設者にちなんで名づけられていますが、運営母体はONTというオランダの非営利団体です。授業は全てi-Padで行い、始業時間や学年分けもありません。学校は午前7時半から午後6時半まで開いており、午前10時半から午後3時までのコアタイムを守れば、いつ登下校しても良い制度を導入しています。カリキュラムはオランダの文部科学省が定めた58の学習目標に基づいて定められていますが、一斉授業がなく、子ども達は教師の助言を受けながら、取り組む学習目標を選び、自分のペースで課題をこなしています。教師はいつでも手元の端末から誰がどんな課題に取り組み、どこまで進んでいるかを確認することができ、それをもとに助言やサポートを子供たちに提供する先端的な小学校です。来年の夏までには計12校で同様のプログラムが展開される予定です。
今回の訪問では、スニークにあるスティーブジョブズスクール本校を訪問し、一日かけて、学校や子ども達の様子を観察するほか、日本への導入可能性を探ります。

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