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導入

導入

こちらは、小学校への導入のマニュアルとサポートシステムを表示しています。
幼稚園、中学校、高校でも導入することができますので、ご興味のある方は、お問い合わせよりご連絡ください。

マニュアル構成(小学1~5年生)

小学1~5年生の各マニュアルは以下の6単元から構成されています。

単元 テーマ レッスン回数 概 要
1 私たちの教室 10回 子ども達が自主的に参加できるポジティブなクラス、学校を作ります。
クラスの中での役割や責任について考えます。
子ども達は、規則と約束の違いを理解し、規則や約束を守る責任があることを学びます。
2 コンフリクトを自分たちで解決する 6回 子ども達は、コンフリクト(対立)を教員の助けを借りることなく、自分たちで建設的に解決することを学びます。
子ども達は様々な方法で、コンフリクトに対する対応の仕方を練習します。
子ども達は、仲裁のステッププランを使うことによって、コンフリクトを解消できるようになります。
3 コミュニケーション 6回 子ども達は、他の人の視点に立って物事を考える、論拠を明確にして考えを述べる、意見の違いを受け入れるなどの重要なコミュニケーションスキルを学びます。
【誤解が生みだすもの、誰かほかの人の立場に自分を置き換えてみること】【自分の方から進んで耳を傾けること】【考えをまとめること】などが身につきます。
4 感情 6回 【自分自身の感情を見直し、それを言葉にして語ることができること】と【他の人の感情を認め受け入れるということ】という、コンフリクトの解消のための二つの重要なスキルを身につけます。
5 仲裁する 4回 低学年では、仲裁というものについての意味が示され、仲裁のためのステッププランが紹介され、その練習が行われます。高学年になると、生徒の参加、すなわち、共同体に対して貢献をすることが中心となります。
6 違うが一緒 6回 このブロックでは、違いに対してオープンに向き合うことを学びます。
子ども達は、自分の親族、クラス、学校、そして、学校を取り巻く世界の中で、共通するものや異なるものについて調べ、違いについてオープンな姿勢を取ることを学びます。

マニュアル構成(小学6年生)

小学6年生は、小学校最終学年のため、以下のような特別なプログラムを実施します。

単元 テーマ レッスン回数 概 要
1 私たちの教室 10回 協働学習や批判的思考について学びます。
子ども達は、自分自身について、自分の将来について、また、自分がピースフルな行動をしているかどうかの度合いについて、見直します。
2 コンフリクトを自分たちで解決する 6回 この年齢の子ども達の間によく起きるコンフリクトの原因、集団圧力などについて深く学びます。誰にも受け入れられる形でネガティブなアドバイスをするにはどうすればよいか。他の人からの批判をどのように受け止めるか。モラル上のジレンマ=何が本当にしてはいけないことなのか。さらに、コントロールできなくなったコンフリクトの後に残された障害をどう乗り越えるか。という、コンフリクト後の回復についても学びます。
3 ソーシャルメディアにおけるコミュニケーション 6回 子ども達は、(ソーシャル)メディアを取り扱うにあたって必要となる重要なコミュニケーションスキルを学びます。デジタルコミュニケーションの世界とどう付き合えばよいか、自己紹介のページには何を載せるか、デジタルいじめとは何か、などを学びます。また、言論の自由の境界線についても知識を深めます。
4 感情 6回 子ども達は、自分や他の人の気持ちと付き合う方法を学びます。小学6年生という年齢に合った恋愛や人間関係に関する感情を取り扱います。子ども達は、それぞれ個人の境界線を意識するようになり、この境界線を人に対して示すことができるようになります。
5 民主主義 4回 私たちの民主社会がどのように組織されているかを学びます。子ども達は、民主主義とは何かについての知識と理解を深めます。
子ども達は、民主主義について学んだ知識を、自分の学校と結びつけて考えます。
6 違うが一緒 6回 どのようにすれば、小学校を良い形で卒業することができるかということを考えます。これまでに学校で過ごした時間を振り返り、思い出ブックなどいろいろな作品を作ります。

 


導入のサポートシステム

典型的なサポートシステムをご紹介します。
各学校に適したサポートを行う必要があるため、内容はご相談に応じて変更できます。

導入ガイダンス

ピースフルスクールプログラムの導入決定後、学校の教育関係者全体に向けて、ピースフルスクールプログラムの教育目的・導入から完成までの流 れを理解していただくためのガイダンスを実施します。ガイダンスはワークショップ形式で進めます。

導入チームの結成

学校関係者と我々外部のサポートメンバーで、ピースフルスクールプログラムの導入を推進するチームを結成します。
導入チームを中心に、リーダーシップや学習するチームの研修を行います。
ビジョンに向かって学校全体が一丸となれるように、ピースフルスクールプログラムの土台をつくります。

導入チームによる企画運営会議の実施

導入チームを中心に、ピースフルスクールプログラム導入に向けての準備を進めます。
どのように導入するのが良いか、定着させるために出来ることは何か等を考えます。

導入トレーニング

学校の教育関係者(特に導入対象学年の教員の方)全体に向けて、ピースフルスクールプログラムの学習目標、指導案、具体的な レッスンを理解していただくためのトレーニングを実施します。

導入後の定期的な振り返り

ピースフルスクールプログラムは、導入した後に学校文化として定着させることが肝心であるため、導入チームを中心に、プログラム導入後にどのような変化があるか、課題は何かを定期的に振り返り、戦略を練ります。

ワークショップ・講演

ワークショップ・講演

ワークショップ・講演会の内容をご紹介します。
ひとつだけでなく、組み合わせて実施することも可能ですので、ご希望をお聞かせください。

シチズンシップ教育ピースフルスクールプログラムの可能性

シチズンシップとは何か、シチズンシップ教育がもたらす効果は何かについて、お話いたします。
ワークショップによるスキルトレーニングプログラムもご用意しております。

21世紀スキルとシチズンシップ教育の関係

OECDのキーコンピタンシーを中心に、21世紀スキルとは何か、どのように21世紀スキルを身につけるのかをお話いたします。
ワークショップによるスキルトレーニングプログラムもご用意しております。

いじめのない学校づくり

コンフリクト(対立)といじめの違い、いじめが起きるメカニズム、いじめのない学校をつくるためにどのような教育を行うのかについてお話いたします。
ワークショップによるスキルトレーニングプログラムもご用意しております。

民主的な社会のつくり方

社会全体を民主的なものにするために、私たちにできることは何か。家庭や学校で出来ることは何かについてお話いたします。
ワークショップによるスキルトレーニングプログラムもご用意しております。

学校におけるチームビルディング

教師をはじめとする教育関係者の方々が、チームとしてより良く活動するためにはどうしたらいいのか。大きな目標を達成できるチームとは何かについてお話いたします。
ワークショップによるスキルトレーニングプログラムもご用意しております。

学習する学校のつくり方

学習する組織の考え方をもとに、学校全体が学習して成長し続けられる環境にするためにはどうしたらいいのかをお話いたします。
ワークショップによるスキルトレーニングプログラムもご用意しております。

教師のリーダーシップ

子ども達を導く教師にとって必要となる、8つの力と4つの価値観のお話をいたします。
ワークショップによるスキルトレーニングプログラムもご用意しております。