2013年10月29日

本日の東京は雨が降っていてとても寒いです…フリースを着込みながら作業しております。
今回は、ピースフルスクールの「5つの学習目標」をご紹介いたします。

♡5つの学習目標♡
ピースフルスクールプログラムには、5つの学習目標が定められています。子ども達は、これらの目標に向かってデザインされたレッスンや取り組みを、日々の生活で実践し続けます。
ポイントは、仲裁や議論の仕方をスキルとして身につけるだけでなく、ベースとなる力を養った上でスキルを学び実践することです。そうすることで、21世紀を幸せに生きる力を総合的に身につけられるようになります。
5つの学習目標は以下のように定義されています。

①建設的に議論して意思決定する習慣を学ぶ
子ども達は、自分の意見を持つこと、その意見を相手にきちんと伝えること、相手の意見に耳を傾けることの重要さを学びます。

②コンフリクト(対立)を自分で解決する
子ども達は、コンフリクトを話し合いで解決することができます。小学校高学年では、「メディエーター」と呼ばれる仲裁役が、仲裁のステッププランを用いて、全校のケンカやいじめの解決をサポートします。

③社会の一員としての責任感を持つ
子ども達は、自分が社会にとって必要な存在であることを知ります。クラスや学校を安心できる場所にするためには、規則と約束を守る責任があることを学びます。

④他者を思いやり、多様性を尊重する
子ども達は、自分と似ている人や似ていない人が存在していることは良いことだと学びます。多様な人が存在しているからこそ、違ったアイデアを出すことができ、より良い活動に結びつくことを、日々の生活で実感します。

⑤社会の仕組みの中での自分の役割を知る
子ども達は、社会全体での自分の役割について考えます。クラスや学校、地域社会や家庭において、貢献できることは何かを考え、実行します。

次回は、「5つの学習目標」より ①建設的に議論して意思決定する習慣を学ぶ について具体的にお伝えいたします。
朝晩は特に冷え込むので、暖かくしてお過ごしください^^♡